健康ノート

予防接種を受ける際の5つの注意点

予防接種は、前提として「健康な状態の人が元気な時に受ける」ということが原則です。
当日は、健康状態に問題がないことを確認した上で、接種予定のワクチンについて冊子などの情報をきちんと理解して受診するようにしましょう。
お子様の場合は、親御様がきちんと体調管理を行うことが大切です。
また、ご年配の方や基礎疾患のある方など、予防接種を受けるにあたって気になること、ご不安なことがある際は、事前に医師に相談するようにしましょう。
今回はそんな予防接種に関する注意点を5つご紹介していきたいと思います。

 

1.体調が万全な状態で予防接種を受けるようにしましょう

予防接種は、種類にかかわらず体調が万全の状態で受けることが大切です。
明らかな発熱がある状態、急性疾患にかかっている状態、重度の外傷がある場合、そのほかにも体調面で気になることがある場合は、事前に医師に相談して接種が可能か判断してもらうようにしましょう。
特にお子様の場合は、朝からお子様の体調をよく観察し、体調の変化がないかをきちんと把握しておくことが大切です。
もしも予防接種を受ける予定の日に体調を崩してしまった、風邪をひいてしまったという場合には、病院へ連絡して接種日を変更するべきか相談するようにしましょう。

 

 

2.アレルギーのある方、痙攣が起こったことがある方は事前に相談しましょう

アレルギーにはさまざまな種類がありますが、予防接種においては卵アレルギーや抗生剤アレルギーが注意ポイントとなります。
卵アレルギーと抗生剤アレルギーの方は副反応が出る可能性が高くなるため、事前に医師にその旨を伝えていただくようお願いします。
卵アレルギーに関しては、麻疹ワクチン、おたふくかぜワクチン、インフルエンザワクチンを接種する際は必ず相談してください。
また、過去に熱性痙攣を起こしたことがある方、小さい頃の予防接種で発熱して痙攣が起ったというお子様は、事前に十分相談してから受けることをおすすめします。

 

3.接種後は30分ほど経過観察を行いましょう

予防接種を受けたあとは、すぐに帰宅せず、30分間程度は医療機関で体調に変化がないか経過観察を行います。
特にお子様の場合は、接種直後に副反応が出たり体調が急変したりする可能性が高いため、医師の目の届くところで様子を見ることが大切です。
お子様に限らず、予防接種でアナフィラキシーを起こしたことがある方も特に注意しましょう。
(アナフィラキシーとは接種後約30分以内に起こるひどいアレルギー反応を指します。
顔が急に腫れたり、全身にじんましんが出たり、その他にも急な嘔吐や息苦しさといった症状が出ます。)

 

4.接種後の患部への刺激はNGです

ワクチンを接種した後は、接種した箇所に痛みが出たり、痒くなったりすることがあります。しかし、患部を強くこすったり掻いたりすると、炎症や腫れに繋がってしまうため、なるべく刺激を与えないようにしましょう。
痛みや腫れが気になる場合は、冷水で濡らした清潔なタオルを当てて冷やすことで症状が治る場合もあります。
ワクチン接種当日も入浴はできますが、体を洗う際に患部に刺激を与えないよう注意しましょう。

 

5.万が一体調に変化があった場合は、速やかに相談しましょう

ワクチンの接種後は、副反応による体調変化に気をつけましょう。
生ワクチンでは4週間、不活化ワクチンでは1週間程度、接種部位の腫れや発熱、嘔吐、けいれん(ひきつけ)といった症状が出る可能性があります。
上記の他にも、体調が優れなかったり違和感があったりと、普段と変わったことがあるときは、速やかに医師の診察を受けることが大切です。
特にお子様やご年配の方など、自身の体調変化に気づくことが難しい場合は、決して一人にせずご家族が様子を見るなどして、早めに異変に気づけるようにしましょう。

 

医院情報

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佐賀市八戸2丁目の「森医院」は昭和27年に開院して以来、世代を超えて地域の皆様の健康を支えるお手伝いをしています。

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