健康ノート

大腸カメラ検査でわかること

 

下部消化管の内視鏡検査を「大腸カメラ検査」と言います。

大腸カメラは、大腸粘膜(直腸から盲腸まで)を直接観察することで、外側からは見えない病変等を検査するというものです。

また、検査中に病変を見つけた場合にはその場で細胞を採取して生体検査を行ったり、可能な範囲であれば切除手術を行ったりもします。

大腸カメラ検査は、がんのような腫瘍はもちろん、腸内の炎症などもわかるため、さまざまな病気の早期発見に繋がっています。

大腸カメラ検査でわかる病気

大腸がんや腸の炎症を早期に発見するために

早期発見が治療の鍵となる「大腸がん」

大腸に発生し、周囲の組織に転移を起こしやすいのが大腸がんの特徴です。

初期段階では症状がほとんどありませんが、進行すると血便や便秘、下痢といった排便異常が起こるようになります。

大腸がんはポリープの形で出てくるケースが多く、ポリープの段階で切除することができれば、悪性のがんに進むことはありません。

ポリープを放置してしまうと徐々に大きくなり、ある程度のサイズになると一部にがん細胞が混じってしまうのです。

大腸カメラ検査では、がんの元となるポリープがないかを確認することができます。

また、多くの場合はその場で切除することができますので、大腸がん予防としてはとても効果の高い検査と言えるでしょう。

炎症性腸疾患について

炎症性腸疾患とは

炎症性腸疾患とは、腸の粘膜に慢性的な炎症が起こる病気の総称です。

代表的な疾患として「潰瘍性大腸炎」と「クローン病」があり、いずれも継続的な検査や治療が重要になります。

炎症性腸疾患1.「潰瘍性大腸炎」

潰瘍性大腸炎とは、自分の大腸粘膜に対して異常な抗体ができることで、自身の大腸粘膜を攻撃してしまう病気です。

日本では現在難病に指定されており、明確な原因や治療法は確立されていません。

大腸カメラで観察すると特徴的な症状を示すため、正確な診断には大腸カメラが必須です。

完全に治すことが難しい疾患ではあるものの、適切な治療と定期的な大腸カメラ検査を継続することで症状を抑えることは可能です。

再発と寛解を繰り返しやすい病気なので、症状が落ち着いている間もきちんと検査を続けるようにしましょう。

また、潰瘍性大腸炎は長期的に見ると大腸がんのリスクにつながるため、状況に合わせてがんの検査なども行う必要があります。

炎症性腸疾患2.「クローン病」

クローン病は、10代から20代の比較的若い世代に起こりやすい病気です。

潰瘍性大腸炎と同じく日本の難病に指定されています。

潰瘍性大腸炎の症状は腸炎に留まりますが、クローン病は上部消化管を含めて全身の消化器官で起こる可能性があります。

大腸カメラ検査で発覚するケースも多いですが、患者様によっては痔の治療中にクローン病が見つかるというパターンも少なくありません。

大腸カメラの他に、上部消化管で症状が見られる場合は胃内視鏡検査も行うなど、患者様の症状に合わせた長期的な検査が必要となります。

その他の腸の病気について

ノロウイルス、O-157などの「感染性腸炎」

感染性腸炎とは、細菌やウイルスが腸内で増殖することによって起こる病気です。

下痢や腹痛、発熱で腸炎と診断されたことがある方は多いのではないでしょうか。

食中毒と言われるカンピロバクターやサルモネラ菌なども感染性腸炎の一部です。

また、冬になるとノロウイルス、ロタウイルスなどのウイルス性腸炎が多く見られるようになります。

治療の前には、まず便の細菌培養を行い、原因となっている菌を調べます。

軽度の場合には抗生物質などのお薬を用いて治療が行えますが、重度の場合は入院治療が必要になります。

一定の期間で症状が改善される場合は良いですが、長期的に症状が続く場合には潰瘍性大腸炎など感染性腸炎以外の病気がないかを確認するためにも、大腸カメラ検査を用いて正しい診断を行う必要があります。

ストレス社会で増加傾向にある「過敏性腸症候群」

大腸カメラでわかる病気は、がんや腸炎などの大きなものだけではありません。

近年は、がんや炎症性腸疾患などの問題がないにも関わらず腹痛や下痢、便秘と言った症状を繰り返す「過敏性腸症候群」と言われる病気が増加しているのです。

過敏性腸症候群は、10~40歳代など比較的若い世代に多いとされてきた疾患ですが、最近では中高年での罹患率が増えてきており、患者数は日本の人口の20%ほどにもなると言われています。

原因はさまざまですが、ストレスが要因となっているケースが多く見られます。

過敏性腸症候群の診断には、まず大腸カメラで検査を行い、がんや炎症性腸疾患の可能性を払拭することが重要です。

医院情報

佐賀市八戸の森医院について

「佐賀の皆様のかかりつけ医を目指して」

佐賀市八戸2丁目の「森医院」は昭和27年に開院して以来、世代を超えて地域の皆様の健康を支えるお手伝いをしています。

「日本消化器内視鏡学会」の専門医・指導医による内視鏡検査は、従来の「つらい、痛い」というイメージを払拭し、早期発見・早期治療に貢献してきました。

そのほかにも、日常生活の中の些細な体調不良から生活習慣病の予防、定期的な健康診断など、幅広い診療に対応しています。

佐賀市内、八戸近隣でかかりつけのクリニックを持ちたい方、健康診断を検討されている方は、ぜひ「森医院」までご相談くださいませ!

クリニック名

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